vol.32 角 文平「あなたはだあれ? ーWho are you?」〜アートフェア東京2018〜

2018.03.15

【実施日】
2018年3月10日(月)10:30〜12:30
【参加者】
23名
【場 所】
東京国際フォーラム「アートフェア東京2018」内(セミナー室1)
【東京都千代田区丸の内3-5-1】
【主体企画主催】
一般社団法人アート東京
【WS企画・運営】
一時画伯推進委員会
【WS協力】
ドイツ銀行グループ
【WS協力スタッフ】
田中裕人、舟越奈都子、渡辺元佳、斉藤英恵、ドイツ銀行グループのみなさま
【内 容】

アクリル板の下に張り付いている裏紙に描かれた線をガイドに、いろいろな素材や画材で自分の思い描く「誰か」を作っていくプログラム。参加者は、「誰か」を作っているつもりだったが、完成後、アクリル板の裏紙を剥がすとその「誰か」は透明のお面に早変わり!アクリル板を自分の顔に当てて、鏡で見たり、誰かに写真を撮ってもらうと自分の顔も作品の一部として楽しめる(お面になることは、参加者には内緒で進行する)。
アプリや画像処理でいくらでもできることを、素材や色などから想像を膨らませて、自分の手でものを作ることの楽しさを感じてもらうワークショップ。(持ち帰り時には、鏡付きのお面にして、自分で顔を覗けるようにする)

【担当アーティスト】
角 文平(Bunpei Kado)/美術作家

1978年福井生まれ。2002年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。東京在住。
日常的に見慣れたものを組み合わせることで本来のものが持つ機能や意味をずらし、新たな意味を見る側に連想させるような彫刻を制作。 近年は空き家や学校の教室を使ったプロジェクトを経て、作品周辺の空間を作品の一部として取り込むようなインスタレーションも展開。

【主なプロジェクト・展覧会】
Tokyo Midtown Award 2012[2012年、Tokyo Midtown、東京]
瀬戸内国際芸術祭2013[2013年、男木島、香川]
いちはらアート×ミックス[2014年、旧里見小学校、千葉]
六甲ミーツ・アート芸術散歩2014[2014年、六甲オルゴールミュージアム、兵庫]
森からはじまる物語[2015年、金津創作の森、福井]
鉄道美術館[2016年、川崎市岡本太郎美術館、神奈川]
http://www.kadobunpei.com/

【REPORT】vol.32 角 文平:「あなたはだあれ? ーWho are you?」(@アートフェア東京2018)

2018.03.15

3月10日に実施した、vol.32  角 文平:「あなたはだあれ? ーWho are you?」(@アートフェア東京2018)のレポートです。

一時画伯、8回目の参加となる「アートフェア東京」では、美術家の角 文平さんに初担当していただきました。

日常にあふれている素材がモチーフになっている作品を多数、発表している角さんですが、このワークショップも、自宅で準備できるありとあらゆるものを、たっぷり使うプログラムとなりました!

 

 

ワークショップのタイトルは、「あなたはだあれ? ーWho are you?」

顔の形が描いてある紙が貼られている透明のアクリル板に向かって、「誰か」を思い浮かべて、自分の好きな素材で「顔」を作ります。

もちろん、ルールは無し!誰をイメージしてもOK!!

布や革、ボンボンや毛糸、カッティングシートなど、普段はちがう使われ方をされている材料を、自由に選んで、グルーガンでペタペタ貼って、「誰か」が出来ていきます。

角さんや、サポーターと相談しながら進めていくお子さんも、自分一人でどんどん作り上げていくお子さんも、人それぞれ。

各々のペース、センス、イマジネーションでチョキチョキ、ペタペタ!

 

↑ 材料選びも真剣 ↑

↓ 制作の様子 ↓ 


↓ 完成を角さんに報告!↓

 

 

「誰か」が出来たら、角さんの元へ「出来ました〜!!」と報告。

すると、角さんが、今までガイドラインにしていた顔の輪郭が描かれている紙を剥がしました!

そう、「誰か」を思い浮かべて作っていたら、それはなんと、「自分」にもなるお面だったのです。

というわけで、「誰か」だったものを自分に投影させて、写真撮影タイム!

アクリル板の下にミラーを装着して、自分の顔を自分で覗き込めるような仕掛けにして、お家に持って帰っていただきました◎(写真がなくてすみません!)

参加者の造形力から生まれたお面です!

スマートフォンなどにある写真加工アプリや、テレビ・ゲームなどで変身している場面など、2次元やデジタルで行われているものを、なんと自分でも作れる!ということ。こんなふうに想像し、創造することの楽しさを、このワークショップを通じて参加者に体感してもらえたら嬉しく思います。

アートフェア東京には、何度も参加させていただいておりますが、参加者のみなさんが目一杯、アートで遊べるようにするには毎回、緊張するものです。

ですが、今回も、たくさんの方々からのご協力・サポートをいただき、無事に終えることが出来ました。

ドイツ銀行グループの皆様、当日ボランティアスタッフの皆様、AFT事務局の皆様、そして、参加者のお子さんと保護者の皆様、角さん、ありがとうございました!

photo by Ichijigahaku

 

 

 

 

 

 

 

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