vol.31 尾花賢一「アートフェアに怪人あらわる!木人(ぼくじん)積み木をつくろう」〜アートフェア東京2017〜

2017.03.30

【実施日】
2017年3月19日(日)

① 午前の部:10:30-12:00

② 午後の部:13:30-15:00

【参加者】
① 14名 ② 16名
【場 所】
東京国際フォーラム「アートフェ東京2017」内「AFTカフェラウンジ」)
【東京都千代田区丸の内3-5-1】
【主体企画主催】
一般社団法人アート東京
【WS企画・運営】
一時画伯推進委員会
【WS協力】
ドイツ銀行グループ
【材料提供】
株式会社中川ケミカル
【WS協力スタッフ】
鶴田敦子、向川華世、渡辺元佳、田中裕人、舟越奈都子、ドイツ銀行グループのみなさま
【内 容】

「木人(ぼくじん)」とは、木を積み木のように重ねることで誕生する生命。偶然選んだ木の端材から形・組み合わせを考え、様々な木人へとイメージを広げていくワークショップである。作業は、木を選び、模様をつけて、木を組み立てるーーというシンプルな行程だが、単純な行程ながらも、【観察する・ひらめきをつかむ・模様をデザインする・組み合わせを考える・木人にネーミングをつける】ということを通じて、「いかに解釈が豊かな怪人を見つけるか」に焦点を当てることができる。

そして、カラーシールで色や模様をほどこすことにより、年齢や経験問わずに作業ができ、技術の優劣ではなく、それぞれの表現にたどり着くことができるだろう。積み重ね方次第で木人が変化することで、ワークショップの後も、引き続き、驚きと発見を参加者に与えてくれるプログラムである。

【担当アーティスト】
尾花賢一(おばなけんいち)

1981年群馬県生まれ、2004年、筑波大学芸術専門学群洋画専攻卒業、2006年筑波大学大学院芸術研究科洋画コース修了。

 

■最近の個展

2016年  Tokyo Wonder Site Art Cafe WINDOWS( トーキョーワンダーサイト アートカフェ)

2015年  「In the night time」( GALLERY MoMo Projects(東京 六本木))

2014年  「あたらしい冬」(NANATASU GALLERY(東京 西麻布))

 

■最近のグループ展

2016年:東京ミッドタウンストリートミュージアム2015 (東京ミッドタウン)、踊れ彫刻 –覆面男と服好き女-(hpgrp GALLERY TOKYO)、六本木アートナイト(東京ミッドタウン)、秋田の美術2016(秋田県立美術館県民ギャラリー)、かみこあにプロジェクト( 秋田県北秋田郡上小阿仁村八木沢集落)

2015年:LUMINE meets ART AWARD 2015(ルミネ新宿、ルミネ池袋)、Tokyo Midtown Award 2015(東京ミッドタウン)

2014年:トーキョーワンダーシード2014(トーキョーワンダーサイト渋谷)、FRESH OFF THE ROCKET SHIP(HELLION GALLERY(アメリカ ポートランド))、ART FAIR+PLUS ULTRA(スパイラル(東京))、リキテックスアートプライズ2014(3331Arts Chiyoda(東京))

 

■賞歴

2015年:Tokyo Midtown Award 2015(優秀賞)、2014年:LUMIN meets ART AWARD(準グランプリ)、2013年: TDW ART FAIR(審査員特別賞)、2012年:Young Artist Japan vol.5( 審査員特別賞)

【REPORT】vol.31 尾花賢一:「アートフェアに怪人あらわる!木人(ぼくじん)積み木をつくろう」(@アートフェア東京2017)

2017.03.30

3月19日に実施した、vol.31 尾花賢一:「アートフェアに怪人あらわる!木人(ぼくじん)積み木をつくろう」(@アートフェア東京2017)のレポートです。

photo by Ichijigahaku

本年もアートフェア東京にて、キッズ・プログラムとしてワークショップをやらせていただきました!アートフェア東京では7本目のプログラムとなる今回は、一時画伯初参加のアーティスト、尾花賢一さんが担当!

ホッコリする感じとナゾめいた雰囲気をあわせもつ作品を制作している尾花さんらしいワークショップ「アートフェアに怪人あらわる!木人(ぼくじん)積み木をつくろう」を開催しました。

 

ワークショップに申し込んでくれた参加者のみなさんが会場にあつまって、

いざ、木人って?今日はなにをつくるの?どうやってつくるの?という、尾花さんのお話からSTART!

 

 

木人とは、木を積み木のように重ねることで誕生する生命のこと。

参加者はたのしく、自由に木人をつくるためのコツを教えてもらって、まずは核となる木を選びます。

お話をきいている最中から、木にさわりたくてウズウズしている参加者たちも。お気に入りの木を見つけよう!

 

 

木を見つけたら、色とりどりのカッティングシートやシールで彩って、木にどんどん命をふきこんでいきます。

 

 

集中してチョキチョキ、ペタペタ……。

途中、積み木をどんどん増やして、それぞれの木人の形を作り出します。

 

 

むずかしい動きをつかうことで、制作することに対して抵抗感を持って欲しくないーー。一時画伯とアーティストは、そんな願いをこめて、このワークショップの作業は、単純明快!切って・貼って・組み立てるだけ! というシンプルな構成にしています。

 

なので、小さな子も、ちょっとお姉さんの子も、年齢や経験を問わずに制作できるのです。もちろん、できない作業があったらスタッフがサポートします。「こうしたらもっと面白い形がでてくるかもよ?」など、大人たちからのアドバイスももらって、オリジナルの木人が出来てきました!

 

 

出来上がったら、参加者は木人の名前をつけて、尾花さんに伝えて完成◎

 

ワークショップ終了後、あまった木片やカッティングシート・シールを持って帰っていいよ〜!と伝えると、なんと材料がすべてなくなる、という。笑。参加してくれた一時画伯スタッフの友人家族から、「家に帰ってからも、翌朝も、木人づくりをしています!」という嬉しい報告がありました。

 

シールを増やすことではもちろん、積み木の重ね方次第で、木人はトランスフォームしていきます!日々、さまざまな発見をしていってください!

 

 

きっと参加者の子どもたちのほとんどが「積み木」で遊んだ経験があるでしょう。そんな親近感のあるアイテムとアートが結びついたこのワークショップを通して、自由に想像・創造することをより身近に体感してくれていたら幸いです。一時画伯は、子どもたちが創作することに苦手意識や抵抗感を持たないように、アートと触れ合う機会をつくり続けたいと願います。

参加者のみなさま、ありがとうございました!

 

そして、「アートフェア東京2017」での一時画伯ワークショップ開催にあたって、いつもご支援いただいているドイツ銀行グループのみなさま(今回も頼もしいボランティア・スタッフの方々でした!)、ご準備・ご調整いただいたアートフェア東京事務局の方々、カッティングシートの材料協力をしてくださった(株)中川ケミカル様、そして当日お手伝いいただいたボランティア・スタッフのみなさま、そして担当アーティストの尾花堅一さん、ありがとうございました!

今後とも、一時画伯をよろしくお願いいたします!

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