【REPORT・前編】vol.07 流 麻二果:つむごう 〜 宮城県多賀城市立多賀城小学校「ふれあい事業」におけるワークショップ 〜

2011.12.05

written by フナコシ

先週末の12月3日(土)、一時画伯のワークショップ「つむごう」(※Tokyo Wonder Siteで開催した「つむごう」はこちら)を宮城県多賀城市立多賀城小学校で開催しました!

↓会場となった小学校の多目的室。広くてキレイで使いやすい!

一時画伯・発起人である画家・流 麻二果は、以前トルコ大地震に際に現地で復興支援ワークショップや展覧会を開催しており、今回の多賀城WSは、そのトルコ大地震復興支援プロジェクトを主催していた国際協力アカデミーAICAT(代表理事・関西学院大学の關谷先生)とのつながりで、お話をいただきました。

 

多賀城小学校のPTA主催、毎年行われる《お餅つき》などの「冬のふれあい事業」に、AICATが関西学院大学の学生を中心として活動している東日本大震災復興支援プロジェクトHeart on Coin “プロジェクト」が、学校や地域の方々に元気になっていただけるようなイベントを行うとのこと。そこに私達も一時画伯としてワークショップを開催させていただいたわけです!

 

一時画伯・流(発起人) & 舟越(事務局長)は、先発隊で前日に宮城入り。

仙台駅から車で30分ほどで多賀城小学校に到着、まずは関西学院大学の方々と校長先生、PTAの方にご挨拶。

こちらの小学校は、幸いにも校舎は被災しておらず、また児童も全員無事だったけれども、ご家族やご親戚が犠牲となった児童たちもいるそうです。

そういった背景がなくても、子供たちの心にあの震災は間違いなく深い爪痕を残していて、我々が宮城に到着する時間の少し前にも震度3くらいの地震があったのですが、それはそれはすばやく机の下にもぐり身を守っていたそうです。

校長先生は、「今年はテストの点が悪くてもいい。心の勉強をしてくれればいい」とおっしゃっていて、絆プロジェクト・一時画伯の企画を快く受け入れて下さいました。

一時画伯メンバー、個人個人では東北入りしていたのですが、一時画伯としてWSを催すのは9月以来で少し時間があいてしまったこと、さらに、一時画伯発足以来の初の100名を超える子供たちが参加してくれるということで、期待と不安が入り交じっての準備段階でしたが、校長先生とPTAの方のお話、寒い中校庭で元気よく遊んでいる子供達の姿、関学の学生さんのしっかりとした準備を目の当たりにして、俄然ファイトがわいてきた私たち。

 

そこにさらに、強力なメンバーが加わることに…!!

 

私たちが9月にWSをした東松島・浜市番屋の設計担当/宮城大学の岩城くん & WSを一緒におこなった宮城大学のARTサークル・ART STANDART.から、こちらも番屋プロジェクトをやっている遠藤くんと、サークルメンバーの女の子、マイちゃんも一緒に小学校に来てくれることになったのです。

 

そして当日朝には、一時画伯・田中(委員長)と、いつも一時画伯WSで大活躍してくれるデザイナー・ハナちゃんも合流。

さぁ、いよいよWS開始です…!

 

(後編へ続く)

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